2009年8月23日日曜日

山里の宝石

昨夜は真夜中に大雨が降りました。そのせいでしょうか、早朝の空気の清々しさは、もう言葉にできないほど。露を含んだ草を照らす朝日に、思わず頭を下げました。

気配は、もう秋。でも昨日は、ここ癒しの里に、まるで夏の太陽をぎゅっと凝縮したかのような宝物が届きました。


まず第1の宝物が、これ(↓)大女将さんが育てた、八重咲きの向日葵です。

今年は気温が低くて太陽の照りつける日も少なかったせいで少々小ぶりなのですが、向日葵の花、鮮やかに元気いっぱい咲いてくれました。そしてじつはこの花を見たとき、「なんか、どっかで、そっくりなモノ見たような…」って思ったのですが、それもそのはず、これ、巨匠ピカソが好んで描いたヒマワリに、そっくりです!

美しい花はいま、玄関前で咲き誇り、お客様をお迎えして皆様の目を愉しませています。



そして、第2番目。こちらは、野生のマボウシの実です。大きさは、直径約1センチほど。写真のものはまだ皮が固く、食べごろではありませんでしたが、完熟するとまるでマンゴーのような甘みがあるそう。果実酒等にも、向いているとか。

それにしても、なんて可愛らしいこと!なお、ヤマボウシのことを詳しく知りたい方は、こちらでご覧下さい。


三つ目の宝物は、こちら。たわわに実ったミニトマト。見事です!しかもこのトマト、皮がしっかりとしていて、本当に美味!


ごくごくありふれた、日常のもののなかに、こんなアートをみつけると、その日一日が本当に幸せです。やっぱり、スローライフに限りますね。

2009年8月16日日曜日

手作りの味、いろいろ。

前回に続いて、今日も話題は、鳴子らどん温泉の夕食のこと。毎日毎日、厨房スタッフが季節の素材を使って作った手作りの味の、自画自賛です。

らどん温泉では、特別なリクエストに応じて作るお膳も、通常の夕食メニューと同様、100%手作りです。

たとえばこれ(↓)は、ある日の菜食膳。ヴェジタリアンの要望にお応えして作ったお膳で、お魚の代わりに豆腐で作ったかば焼きを、お肉のかわりに大豆ミートボールや菜食春巻、ベジーミニハンバーグ等をのせた、充実のヘルシーな献立。



そしてこちらの可愛いお膳は、夏休みを利用して遊びに来てくださった、ちいさなお客様用のメニュー。 この日は、オムライスにミニサラダ、豪華デザートつきというお膳でした。

特に、ここのパティシェである華子ちゃんが作ってくれたコーンフレークのデザート仕立ては、食べるのが惜しいくらいキュート。そのうえに、カロリー抑えめで栄養価も高い、素敵な一皿でした。

そうそう、それに、この日は、オムライスも特別でしたね。たまたま厨房に来ていた、とある青年シェフの、力作でした!


さらに先日は、秋に先駆け、温泉で蒸した新さつまいもに、小豆あんをかけたひと品も登場(↓)。



らどん温泉のお膳には、これからも随時、季節の味覚や斬新な味が登場します。皆様、どうぞ、お楽しみに!


2009年8月11日火曜日

10年ものの、ヨーグルト。

自画自賛で、ごめんなさい。でも、これだけは、どうしても自慢したいのです。

下の写真の、カップに入った白いもの、いったいなんだかわかりますか? 実はこれ、癒しの里の自家製ヨーグルトです。

製作者は、大おかみさん。ずっと前に手に入れたカスピ海ヨーグルトの種を絶やすことなく育て、今年ですでに10年目になります。





ところでこのヨーグルト、しばしば、らどん温泉の夕食のお膳に乗っているのですが、宿泊なさった皆さんは、お気づきでしたか?

下の写真は、ある日のデザートメニュー。


大おかみさんのヨーグルトに、これまた大おかみさんお手製のシソジュース寒天と、鳴子特産の大粒ブルーベリーを加えました。

とろ~りとろとろの舌ざわりと、酸味の少ないまろやかな味、病みつきになります。しかも、腸をきれいにする効果も抜群。



けれども悲しいかな、このお手製デザート、全く手をつけられないままお膳に乗って厨房にかえってくることがあります。

多分、こんな小さなカップのデザートがすべてホームメードだなんて、皆さん思っていらっしゃらないのでしょうね。なので、あえてここで、自己宣伝させていただくことに致ししました。

どうか皆様、この素晴らしい手作りデザート、今度はぜひ、残さず味わってみてくださいね。

2009年8月1日土曜日

なっちゃん、オンステージ♪

普段から楽しい夕食時のカラオケタイムに、先日は、スペシャルゲストが登場しました。

らどん温泉・美人3姉妹の長女、なっちゃん(↓)です。



なっちゃんが本当に素敵なシンガーであることは、以前もこのブログに書きました。皆さん、覚えてくださっていますか?  ここです。

夏休みに里帰りしていたなっちゃんが、隠れファンのリクエストにこたえ、ここ、らどん温泉の大広間で歌ってくれたのです。

曲目は、欧陽菲菲の「 ラヴ・イズ・オーヴァー」 とホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」(かの有名な映画、『ボディガード』のテーマ曲)。

これらの歌がどんな曲かを知りたい方は、上記の曲名をクリックしてください。元歌の動画に飛べます。

…でも、正直、なっちゃんの歌のほうが、可愛くて良かったなあ…♪♪♪


アットホームな温泉宿に、ホイットニー・ヒューストンという取り合わせも、ここ癒しの里ならでは。

2曲を熱唱し、さわやかな風のように東京に帰ってしまったなっちゃんですが、陰のほうではオジサン達が、「なっちゃん、もっと歌ってほしかったのに…」と、寂しそうに呟いていました。

次回はぜひ、なっちゃんのライブを開催したいです!!!

なお、ここに掲載した写真は、前回の記事でもお世話になった、屋代孝雄さんが撮影してくださったものです。屋代さん、ありがとうございました。

2009年7月27日月曜日

「蛇の湯」の歴史。

本当に、本当に、ご無沙汰しました。2か月以上も更新が滞ってしまって、ごめんなさい。


その間に、じつは鳴子らどん温泉の風景も変化しました。これが、現在窓から見える景色(↓)。



すぐ前にあった「元蛇の湯」さんの建物が取り壊され、「らどん温泉」の前が、すか~んと空き地になってしまったのです。


そのおかげで、目の前の黒森山から、森の気を含んだ素晴らしく気持ちの良い風が、ダイレクトに届きます。


けれどもその一方で、長い歴史を誇る温泉宿・「元蛇の湯」さんが、その歴史に幕を降ろしてしまわれたことに、何とも言えずさみしい気持ちがします。


資料によれば、当地の「蛇の湯」が発見されたのは、寛政年間(1789年~1800年)のこと。紀州熊野からやってきた松本庄六という人が、この湯を開いたと記されています。万延元年(1860年)、保田光則が記した『新撰陸奥風土記』には、「中山の温泉。玉造郡中山の駅が近所にあり。中風、疝気、蛇食い、諸痛によし。蛇食い尤も即効なり。故に俗に蛇湯と云」と書かれているとか。
蛇にかまれた傷にすぐさま効くなんて! 当時から、素晴らしい効能を持ったお湯だったことがうかがえますね。


けれども残念ながら、悲しい歴史も伝えられています。明治43年(1909年)、大水による山崩れがあり、「元蛇の湯」に投宿していた多くの皆さんが命を落とされました。そして今年は、その惨事からちょうど100年目にあたります。そのため、今年の8月8日(土)には、中山平温泉観光協会が、犠牲になられた皆様の慰霊祭を催すことになりました

その悲しい事件の後、100年の間、この蛇の湯が平安であったことへの感謝をこめ、亡くなられた皆様の御霊を慰めたいと思います。



なお、この「蛇の湯」の歴史については、鳴子の自然を心から愛してやまない屋代孝雄さんが、時間をかけて丁寧に調べて下さった資料を参考にさせておただきました。ありがとうございます。

屋代さんは、素晴らしい鳴子のフォトの数々をアップしたるサイト、「湯けむりの町」の管理人でもあります。皆さんぜひ、こちらの素敵なサイトもご覧になってみてください。ここから、入れます。

2009年5月31日日曜日

花盛り

日常の雑事に追いまくられて、気がついたら一か月もの間、ここをほったらかしにしておりました。

その間に、癒しの里の風景も、春から初夏のそれに変わりました。いまは、巷より少し遅れて、藤の花の真っ盛りです。このあたりに咲く藤の花、巷のそれより色が濃い目。さらに今年は、花が豊作…例年よりも、咲き方が見事です



毎年見ている里の人達も、今年の藤の花の絢爛な美しさと、かぐわしい香りには、思わず足を止め、タメ息をつきながら見とれています。

あたりはまるで、夢の世界。妖艶な花々の間から、いまにも花の精があらわれて来そうです。


けれども私はいつも、この華麗な花よりも、花を支える木に惹かれます。


藤は蔓性の植物なので、自分だけで大地に立つことはできず、何かしっかりと安定したものに巻きつき、それに支えてもらわなければ、生きていくことはできません。なのでたいていは、大きくしっかりとした木に頼って、花を咲かせます。


一方、巻き付かれた木は? 

時折、咲き誇る花をつりさげた蔓に巻き付かれ、それでもすっくと立っている木が、とても苦しそうに見えることがあります。でも木は、巻きつかれ、ともすれば締めつけられながらも、この麗しい花を咲かせる植物を支え続けています。何の苦情を言うこともなく、自慢することもなく、ただただ、藤と一体になって生きています。


いつもこの時期になると、蔓を支える木の優しさ、辛抱強さに感嘆しつつ、藤に花を眺めています。

2009年4月29日水曜日

金魚の来訪。

露天風呂前の融雪池に、春恒例のゲスト、金魚の一団がやって来ています。



今年やって来たのは、生まれてから2年目の金魚ちゃん達。それぞれに個性的な、オレンジ色、黒、白の三色模様をした、ちいさな可愛らしい魚達です。

この金魚、成長するにつれて、身体の色が変わっていくのだそうですが、一体どんなふうに変化するのか、それがとっても楽しみ。

春の光を反射させて煌めく水の中を、楽しそうに、自在に泳ぎ回る金魚ちゃん達。そのあまりの可愛らしさに、廊下を通るたびに立ち止まっては、しばしその姿を眺めてしまいます。

こんな可愛いお魚達を里子に出して下さった山崎さん、今年も、本当にありがとうございます♪