

山懐に抱かれた、鳴子なかやま・らどん温泉から、ほんわりゆったり、心がやわらかになる四季の空気を、そのまま届けたいのです…。
「藤治郎」(←)は、4年前、らどん温泉と同じ敷地内にオープンした、板そばの店です。
この店には、らどん温泉に宿泊なさっているお客様だけでなく、評判を耳にして、遠路はるばる来てくださる方も多いので、お昼時は、いつもとても賑やかです。連休や行楽シーズンには、行列ができることも珍しくありません。
人気の理由はもちろん、板蕎麦の味。
ここの板そばは、二八そば。喉ごしと、素朴な風味のバランスがとても良く、つるつると滑らかな食感も楽しめ、蕎麦本来の素朴な風味も堪能できます。かつ、毎日食べても飽きないおいしさ。
食べること専門の私達には良くわかりませんが、それもこれも、職人気質の店主・高橋健二さんの、繊細なこだわりから生まれたもの。挽き方から吟味した蕎麦粉と、自慢の名水「玉鳴号」を使い、毎日毎日精魂こめて打っている蕎麦は、通を自認する皆さんにも評判です。
さらに、蕎麦を茹でる時にも玉鳴号を使っているので、素朴なのにまろやかなおいしさに磨きがかかるのかもしれませんね。
で、これが仕事中の店主(←)。仕事熱心。でも、恥ずかしがり屋です。
なので、ちょっと恐そうに見えるときもありますが、無口なだけ。ホントは優しい人です。
さらにこの店の蕎麦は、店の前にある「足湯テラス」(↓)で食べることもできます。
とりわけこれからの季節は、山から吹いてくる涼やかな風を感じ、瑞々しい緑を眺めながらいただく蕎麦が、最高!
常連さんの中には、家でもこの蕎麦が食べたいからと、生蕎麦を持ち帰りたいとリクエストする方もいらっしゃるのですが、店主は、「味がおちてしまうから…」と、同意してはくれません。
少々頑固。でもそんなこだわりも、仕事に向う姿勢が厳しいがゆえ。 蕎麦って、私たち素人が考える以上に、繊細な「生き物」であるらしいのです。
なので常連さんも、苦笑いしながら、再び店に足を運ぶことになります。
お店は、火曜定休。営業時間は、11時から14時半まで。
この場でしか味わえない里の味、ぜひ一度、ご賞味ください。