2008年7月6日日曜日

自然の懐。

昨夜、この和やかな里では珍しく、小競り合いがありました。原因は、ちょっとした言葉のすれ違い。


A:「僕は、もうここに15年くらい通ってきてるんです」

B:「そうですか。 私も月に二度は来てますが、お会いしたことありませんよね?」

A:「…それ、どういう意味ですか?!」

B:「どういう意味って…、そっちこそ、どういう意味ですか?!」


たったこれだけのこと。


言ったBさんに悪気はなく、あくまで事実を言っただけ。でも聞いたAさんは誤解して、まわりの空気は一瞬のうちに凍りついて険悪になりました。

いまにもBさんにつかみかかりそうになAさん。傍らのCさんはAさんを止めようとし、Dさんは仲裁にはいろうするCさんを止めようとし、その混乱ぶりを見るに見かねて騒ぎ始めた人達…。

居合わせた全員が巻き込まれ、興奮して、総勢約10名は、喧々囂々の大騒ぎに…。


結局大女将が出てきてくださり、興奮するAさんを皆さんから引き離し、なだめ、「仲直り」とまではいきませんでしたが、大事には至らずにすみました。

相手の言葉に食ってかかったAさん、若干お酒が入っていらしたせいもあるのでしょうが、ご自分の心にゆとりがないようでした。

食ってかかられたBさんは、自分がなんでこんな目にあうのかと、さっぱりわからず困惑顔。


けれども、最終的には、この事件に関わった皆さんは、ある意味「ガス抜き」をした感じ。大騒ぎしましたけれど、Bさんを除く全員が、今朝は明るくすっきり、晴れやかな笑顔。
さすがにAさんだけは、浮かぬ顔。きっと、一緒に来た仲間達にもたしなめられたのでしょうね。

まあ、ここが都会なら、暴力沙汰になっていたかもしれないし、少なくとも、110番通報くらいはされていたかもしれないと思います。


そして、今日になって考えると、興奮が殺気に至らずに済んだのは、きっと、人をほわ~んと包み込んでくれる大自然の懐の深さに守られたのだと思います。ありがたいです。


そういえばここのところ、毎日午後遅くに、屋根を突き破りそうな勢いの夕立ちがあります。でも、大粒の雨があがると、空気はまるで洗い清められたように清々しく、そのあと、煙るような美しい夕暮れが訪れます。




そんな夕暮れ、霧を纏って佇む山と雲の流れる美しい空、写真に収めようとしたのですが。これ(↑)が限界でした。

残念…。


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