「 貧しきは羞ずべきにあらず。羞ずべきは志なきなり」
この、素晴らしい一句を書いてくださったのは、高橋隆さん。中学校の、体育の先生です。高橋先生の字は、まるでオブジェのような字。そしてこの字には、いつも、勇気と力を分けていただきます。
ところで、このらどん温泉に来て下さったみなさんは、必ずこの高橋先生の字をご覧になっているのですが、記憶がありますか?
実は、道路に立っている看板はすべて、この高橋先生が書いて下さったもの。
お客様を誰よりも先に出迎え、案内しているのは、ほかならぬこの、看板なのです(↓)。

このほかにも館内には、随書に高橋先生の書がおかれていて、私たちの心をなぐさめてくれます。
下の写真は、「ふと思いついた」という、5月の短歌。額の中に短歌が2首、書かれています。
「萌えいずる若葉をかさに湯にあそぶ 湯あがりは肌ここちよく風薫るなり」
「風流のきわみは 深山の湯あみなり若葉のヒガサ谷川の声」 
下の俳句は、
「風花をかんざいにして湯あみかな」
しかも、この俳句を書いた額をたてかけている欅の衝立は、渡波の佐藤さんという常連さんからのいただいた、とても立派なもの。佐藤さんは、お爺さんの代からここに湯治にいらしていているので、もうすでに50~60年のお付き合いになりました。
こんなふうに、常連の客様達が真心をこめてプレゼントしてくださったものが、ともに引き立て合いながら公共スペースの一角を華やがせてくださっている……。そのことが、私たちスタッフにとってはなによりも嬉しく、心なごむ光景です。
ありがとうございます。
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